【手原和憲68m】ウノ・ゼロ、68m、老牛のあらすじ!

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現在、週刊スピリッツで『夕空のクライフイズム』を連載中の手原和憲先生が、

単行本で高校サッカー短編集『68m』を出版しています。

今回は、短編の中で「ウノ・ゼロ」「68m」「老牛」のあらすじを書いてみました。

写真のイタリア代表は「ウノ・ゼロ」と関係があります。

ネタバレも含んでいますので、ご注意下さいね。

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「ウノ・ゼロ」あらすじ

主人公のニシザキは、青鍵高校の2年生。

ポジションはFW。

体も大きくて足も速く、潜在能力はピカイチ。

憧れの背番号は(いわゆる点取り屋)

先輩が卒業した後、ニシザキは背番号「9」を獲るために、練習で猛アピール。

しかし、何も考えずただ突っ込んでいくのみで、常に空回り。

そんなニシザキを見て、キャプテンでセンターバックのヒノは監督と相談し、

層の薄かったDFの補強として、ニシザキをセンターバックにコンバートさせる。

そんなことは夢にも思っていなかったニシザキ。

練習で監督やキーパー、そしてヒノに怒鳴り散らされ、

嫌々ながらDFとしての経験を積んでいた。

そして、迎えた練習試合。

ニシザキはヒノとセンターバックを組んでスタメン出場を果たす。

与えられた背番号は、ヒノから譲られた

ニシザキはDFを何とかこなすが、点を取らない味方FWにイライラ。

ついにガマンが限界を超えてしまい、攻撃に参加してしまう。

そしてニシザキは見事ヘディングでゴールを決めるが、ヒノから

「背番号2の仕事じゃない」

と言われ、交代させられてしまう。

その後も嫌々DFを続けていくニシザキ。

いつしか「サッカーをやめたい・・・」とまで考えるようになっていた。

そんな時、ニシザキはヒノから、コンバートの本当の理由を聞かされる。

その理由とは「DFとの駆け引きを学ばせる為」

ヒノに諭されたニシザキは、少しずつだが、頭を使いながら

DFに取り組むようになっていく。

そして、インターハイの予選が始まった。

青鍵高校は、初戦でいきなり第2シードと当たることになってしまう。

しかし、意外にも青鍵高校は先制し、1ー0で後半を迎える。

後半20分、スコアは1ー0のままであったが、

青鍵高校のスタミナは切れ始めていた。

そんな時、敵のカウンターを受けてしまう。

ディフェンスで残っていたのは、ニシザキとヒノのみ。

ニシザキは相手FWに必死で食らいつくが、足がもつれ、振り切られてしまう。

そこでヒノは、レッドカード覚悟のファウル。

ファウルはペナルティエリアの外と思われたが、不運にもPKを取られてしまう。

退場となったヒノは、ニシザキにDFラインの統率を任せる。

しかし、DFの要を失った青鍵高校は、立て続けにゴールを決められていく。

だが、ニシザキは試合終了間際、相手の動きを見切り、

オフサイドトラップを決めることに成功する。

試合後、ヒノから「もうFWに戻ってもちゃんとやれるよ」と言われたニシザキ。

悔し涙が止まらない中、ニシザキは、ヒノから教えられたDFの考え方を

忘れない為に、あることをヒノにお願いしたのだった。

「ウノ・ゼロ」まとめ

「ウノ・ゼロ」は、イタリア語で1・0

イタリアといえば、このスコアですよね。

また、イタリア代表の愛称は「アズーリ(=青)」

イタリア代表の代名詞である固い守備陣は「カテナチオ(=鍵)」

高校名の「青鍵」は、まさにイタリア代表です。

「ウノ・ゼロ」は、5つある短編の中で、1番ギャグが入ってます!(多分)

興味を持って頂けた方は、ぜひ単行本を買って読んでみてくださいね。

左から1人目が「ヒノ」です。

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今回の記事で紹介できなかった「ピンチキッカー」「ベンチウォーマー」の

あらすじはこちらです。

【手原和憲68m】ピンチキッカー、ベンチウォーマーのあらすじ!

では、次に「68m」のあらすじを紹介します。

「68m」あらすじ

この短編は、「小野田」と「佐藤」という2人のサイドバックの

サッカー人生について描かれています。

2人の出会いは、小野田が高2、佐藤が高1の時でした。

高校時代

小野田は波戸高校の2年。ポジションは左サイドバック。

2年生ながら、レギュラーを勝ち取っていた。

背番号は「6」

そこに、Jリーグのユースを蹴って来た佐藤が入部。

佐藤のポジションは、小野田と同じ左サイドバック。

背番号は「8」

小野田は佐藤によって「右サイドバック」へコンバートされてしまう。

新入りの佐藤を苦々しく思う小野田だったが、試合で佐藤のスピード、テクニックを

目の当たりにして、その実力を認めていく。

しかし同時に、自分と佐藤とのレベルの違いを見せつけられ、気落ちしてしまう。

そんな中、波戸高校は佐藤が蹴ったユースと対戦。

佐藤はかつてのチームメートに抑えこまれ、チームも完敗。

その試合の帰り道、小野田は佐藤から繊細な一面を持つことを聞かされる。

そして、「こいつも自分と同じ普通の高校生なんだな」ということに気づく。

そんなこともあって、小野田と佐藤の連携は深まり、2人は波戸高校の武器となっていく。

そして迎えたユースとの再戦。

0ー0のまま迎えた後半終了間際、佐藤の絶妙なサイドチェンジが小野田に通る。

そして、最後は小野田の折り返しに佐藤がボレーで合わせ、ユースへ雪辱を果たす。

高校から2人はプロへ

試合の帰り道、佐藤は小野田がプロで通用するが、自分は通用しないことを予想する。

佐藤は、小野田の「頭を使ったプレー」を高く評価していた。

小野田はそんな訳ないと笑っていたが、佐藤の予想は当たることになる。

高校卒業後、小野田はJFLのチームへ入団。佐藤はJ1へ。

小野田は佐藤の予想通り、JFLからJ2、そしてJ1と着実にステップアップをしていく。

逆に佐藤は、高校時代のようなプレーができずJ2へ。

ケガにも悩まされ、いつしかJ2からも姿を消していた。

それから何年か過ぎた、小野田の天皇杯初戦。

対戦相手は、佐藤が所属するJFLのチームだった。

右サイドバックの小野田は、左サイドバックの佐藤と対峙する。

佐藤に昔のキレは無かった。

チームメートから小野田に声が飛ぶ。

「そいつ、遅いぞ!!」

「穴だ!!狙ってけ!!」

前半終了間際、小野田はすでに息が上がっている佐藤を気づかう。

それに対し佐藤は最後の意地を見せ、ユースに雪辱を果たした時と同じ絶妙なサイドチェンジ。

しかし、佐藤のチームメートの右サイドバックは、そのパスを受けることができなかった。

今のパス、小野田さんなら受けてくれましたよね

「あたりまえだ」

試合終了後、佐藤は小野田にユニフォーム交換を申し出る。

引退の記念として。

しかし、小野田は佐藤の申し出を断った。

まだ、佐藤にユニフォームを脱いで欲しくなかったから。

「68m」まとめ

この後、小野田と佐藤のその後について描かれています。

自分は、泣けました(ToT)

真面目なところばかり書きましたが、ギャグもバランス良く入ってます!

あと、波戸高校の「波戸」は、元日本代表の波戸選手から取ったと予想してます。

波戸選手のポジションもサイドバックですもんね。

興味を持って頂けた方は、ぜひ単行本を買って読んでみてくださいね。

右から1人目が「佐藤」です。

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最後は「老牛」のあらすじをどうぞ!

「老牛」あらすじ

鳥尾高校の北監督は72歳。教師ではない雇われ指導者。

「ゾーンプレス」戦術をいち早く取り入れて全国4強まで行ったことがある、

高校サッカー界の大御所と呼ばれる監督だった。

ゾーンプレスとは?

・守備の時に、担当エリアを決めて守らせる「ゾーンディフェンス」

・敵が後方でボールを回している時にも圧力をかけていく「プレッシング」

この2つを組み合わせた戦術が「ゾーンプレス」で、スタミナが必要。

練習では、ひたすら走らせる。

生徒が少しでもタラタラしようものなら叱り飛ばし、罰としてさらに走らせる。

生徒達はそんな北監督を嫌い、なぜか近鉄バファローズの帽子を

いつも被っている監督を「老牛」と呼ぶようになっていた。

そんなチームで、鳥尾高校OBの島野は顧問を務めている。

最近結果が出ていない北監督の後任となることが内定していた。

夏合宿が始まった。

北監督はいつも通り「走らせる練習」を続けていた。

そして生徒達に、口癖とも言えるセリフを吐いていた。

お前らを人として成長させることは求められとらん。だから俺は結果しか求めん

その言葉を聞くと、島野は昔のことを思い出す。

昔、北監督は全く逆のことを言っていたからだ。

島野は高3の時、プロから「活躍次第で獲得したい」と言われていた。

そして意気込んで臨んだ最後のトーナメント。

しかし、結果は出なかった。

結局、島野のプロ入りは実現しなかった。

ただ、島野について、北監督は人として成長したことを校長に話した。

しかし校長から「あなたは雇われ指導者だ。結果を出すのが仕事だ!」と一喝されてしまう。

北監督は、監督として呼ばれた時に校長から言われた言葉を信じていた。

選手としてだけではなく、人として成長させて欲しい

その後、島野が顧問として鳥尾高校に戻って来た時、北監督は別人になっていた。

そして、北監督最後の大会が始まった。

初戦は5ー0の大差で勝利を収める。

しかし試合後、北監督は決定機を外した選手を口悪く叱っていた。

最後までそんな様子の北監督を見て、島野は考えてしまう。

「この人は、これでいいのだろうか。生徒達に何か残せたのだろうか」

北監督最後の試合は、準々決勝だった。

0ー3で残り5分。

北監督の隣に座る島野は、がむしゃらにプレーする生徒達を見ていて

「もう少し結果を出させてやりたかったな」と、つい口に出してしまう。

その言葉を監督に聞かれてあわてる島野に対し、北監督は言った。

結果が出るのはまだまだ先だ、バカモン

試合後、島野は突然、昔の教え子から飲みに誘われる。

その教え子は、北監督に対して最も反抗的な生徒だった。

そして、その飲みの席で、島野は北監督の最後の言葉の真意を知るのだった。

「老牛」まとめ

いかがでしたでしょうか?左から2人目が「北監督」です。

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「老牛」は、最後にジワーッときます。

ただ、実際こんな監督に教えられるのはツライと思いますけどね。

興味を持って頂けた方は、ぜひ単行本を買って読んでみてください!

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