上坂克彦の情熱大陸まとめ!激務の外科医の支えは?「神の手」は嫌い

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今回の記事は、1/10放送の情熱大陸に出演した上坂克彦医師(プロフィールは、記事の中に出てきます)

その手術の腕から「神の手」とも言われたりすることがある上坂先生ですが、そう言われるのは嫌だとか。

情熱大陸では、そのことについても語ってくれています。

その他タイトルに書いたことなど、知り合いがまとめてくれた番組内容をどうぞ。

常にギリギリの勝負に挑む外科医。その支えは?

肝胆すい外科医、上坂克彦先生。57歳。

静岡県立静岡がんセンター肝胆すい外科部長であり副院長。

肝胆すいとは、肝臓・胆のう及び胆管・そしてすい臓を指しています。

これらは「沈黙の臓器」と呼ばれ、がんになっても自覚症状は少なく、上坂先生のもとに来た頃には多くが切迫した状況になっているとか。

「手術は薄い底板の船に乗っているのと一緒。

うまく行っている時はいいんだけど、底板がはずれた瞬間に、無限地獄に落ちます。

肝臓やすい臓は、そういう世界なんですよ」

上坂先生が率いる肝胆すい外科で手がける手術は、年間380件以上。

日々、ギリギリの勝負に挑み続けています。

丁寧に回診に周り、患者さんやスタッフと気軽に言葉を交わす先生。

医局の奥にある先生の部屋のドアは、いつも開けっ放し。

「その方が入って来やすいじゃないですか」

長時間の難手術を手術を終えて、ようやく食べれる愛妻弁当。

玄米ごはんをおいしそうにほおばり、また、次の患者と向き合います。

肝胆すいが「沈黙の臓器」というのは聞いたことがありました。知人が肝臓がんで亡くなったことがあるので。

早期発見すれば治る可能性も増えてきたがんの世界で、自覚症状がなく突然発症して余命も短い残酷ながんと戦う。

精神的にも肉体的にもタフでないと、とうてい務まりませんね。

毎回ギリギリの勝負で、しかも手術時間も長時間。かなり神経もすり減るでしょう。

でも画面に映しだされているのは、いつもおだやかな笑顔を浮かべて、思わず話しかけたくなるような雰囲気の「ちょっとおちゃめなおじさん」

病気になったら、こんな人間的にバランスのとれたドクターにかかりたい。見ていて切に思いました。

意外にも不器用だった幼少時代

1958年、愛知県豊田市のサラリーマン家庭に生まれた上坂先生。

医者の家系ではなく、親戚にも医療関係者はいないそうです。

実は少年時代は不器用で、図工の成績が「2」だったとか。

体育も苦手で、ゴルフにも挑戦しましたが才能がないと諦めてしまいました。

理系が得意で、名古屋大学医学部に進学。なんとなく外科を選んだそうです。

それが今や「日本屈指」と言われる技術を有する医師になりました。

体力勝負の外科医として心がけているのは、土日の回診を終えた後のウォーキング。

病院の周囲をひたすら歩いているそうです。

移動中の車内にあふれていたのは、チャイコフスキーの交響曲第四番。

「元気のいいところが好き」と嬉しそうに笑っていました。

この情熱大陸を見ていると、今偉業をなしえている人が幼少の頃は不器用だったり引っ込み思案だったりする、という意外な話がよくあります。

「三つ子の魂百まで」という言葉とは真逆ですが、人は、何かきっかけがあって才能が開花することがあるものなんですね。

こんなすごいスーパードクターが不器用というのは意外だけど、どこかホッとします。

「神の手」は嫌いな言葉

全国から救いを求めて、多くの患者さんが上坂先生を訪ねます。

神戸から転院してきた67歳のすい臓がんの患者さんは、何もしなければ余命1年半と宣告されていました。

上坂先生は、ガンが大きくなる前に手術するラストチャンスと判断。8時間を越える手術で、ガンの切除に見事成功。

手術の翌朝にはもう歩くことができたそうです。

また、九州から肝門部胆管がんで転院してきた71歳の患者さんは、自身も現役の内科医。

地元の大病院で「手術はもう無理」だと断られ、一度は遺書まで書いたそうです。

セカンドオピニオンとして上坂先生を訪ね、70%肝臓を切除する難手術を決行。

9時間に及ぶ手術が終わった時、奥さんの目に涙が浮かんでいました。

そんな先生を「神の手」を持つと讃えられる人もいますが、「神の手は嫌いな言葉」と言い切ります。

「神の手って、何でもできちゃうイメージがあるじゃないですか。

そんなことないですよ。限界がありますから。

手術でとれる以上にガンの方が上回っていればとれないわけで、我々は神じゃありませんから。

とにかく入念に準備して、きちんと手術するってことです」

折しもこの回が放送された日。

コメンテーターとして情報番組によく出演されていた竹田圭吾さんが「すい臓がん」のため亡くなられました。ご冥福をお祈り致します。

上坂先生に出会っていれば助かったかもしれないと、勝手な想像をしてしまいました。

今回は成功例ばかり取り上げられていましたが、死亡率の高いがんにあえて挑んでいるだけに、上坂先生でも救えない命を前に、悔しい思いをすることも多々あると思います。

だからこそ、人間の限界を心得て、自分は神ではないと言い切れるのでしょう。

それでも、今救える命のために、立ち止まらず、前を向き、日々挑み続ける上坂先生。

柔和な笑顔、おだやかな人柄の奥底に、そんな確かな強さを感じた回でした。

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