夕空のクライフイズム(手原和憲サッカー漫画)第1話あらすじ

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「夕空のクライフイズム」は、昨年12月から週刊スピリッツで連載が始まった

マンガで、著者は高校サッカー短篇集「68m」を出版している手原和憲先生。

「クライフ」とは、オランダ出身の天才FW「ヨハン・クライフです。

このマンガは、クライフが追求したサッカーを目指す、ある中高一貫の

高校サッカー部の話です。

ネタバレも含んでいますので、ご注意下さいね。

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第1話あらすじ

舞台は、中高一貫の私立高校「木登学園」の高校サッカー部。

3年生が引退して、2年生が最高学年になっていた。

今中は、とにかくサッカーが大好きな2年生。

ドリブルしか取り柄のない選手。

しかし、木登学園を率いる茂木監督が求めるプレーは

「確率の高いプレー」

木登学園は堅実なサッカーで県ベスト4を狙えるチームになったが、

せっかく良い選手がいるのにもったいない、と今中は感じていた。

そんなチームの中でドリブルで仕掛けていく今中は、

いつも茂木監督に怒られていた。

しかし、今中はドリブルをやめるつもりはなかった。

だから、卒業するまで自分は試合に出れないだろうと自覚していた。

練習後、今中はいつも1人で居残り練習をやっていた。

しかし最近、そこに中等部3年生の女の子が来るようになり、

マネージャーとして今中の練習を手伝っていた。

その女の子に、今中はグランドに掲げられた横断幕についてグチを言う。

横断幕には「美しく敗れることは恥ではない」と書いてあった。

今の木登学園のスタイルとは全く逆の言葉である。

しかし、これは茂木監督が昔掲げていたスタイルであった。

今中が中等部にいた頃、木登学園はまさに横断幕に掲げたサッカーをしていた。

しかし、結果が伴わなかった。

生徒や親、学校やOB・・・みんなの期待に応えなくては・・・。

そんな思いが、茂木監督のスタイルを変えてしまっていた。

そして、あまりに堅実さを求めるスタイルは、チームから活気を奪っていった。

ドリブルで抜いても歓声が起こらず、逆に監督の罵声が飛ぶチーム。

それを疑問に思う選手と、将来の為に我慢するしかないと割り切る選手との対立。

チームはバラバラの危機にあった。

その翌日、今中は掃除が長引いてしまって、グランドに最後に入った。

そこにいたのは、なぜか中等部時代の雨宮監督(アマさん)。

アマさんは、今中が来たのを確認すると、選手に向かってこう言った。

「茂木監督が消えました。」

あ然とする選手達。

そんな選手達を「まあ、ショックですよね〜」と軽くなぐさめるアマさん。

しかし、あっけらかんともう一言。

「人生往々にして、こんなモンですよ!!」

返す言葉が出ない選手達の目を閉じさせ、アマさんは

今後の目指すべき姿について話し始める。

「舞台は満員のスタジアムで、全国ネットでTV中継もされています」

「そこでみなさんは、最強チームを相手に美しい攻撃サッカーを展開します」

「アイデアに溢れ、観る者はみなさんの虜になってしまいます」

「観衆の熱狂の中試合終了のホイッスルが鳴り、自分達のプレーに満足するみなさん」

アマさんが語る甘い話を、選手達はヨダレを流しながらいい気分で聞いている。

そしてアマさんは締めくくる。

「そんな負け試合をするのが目標です!」

「・・・は?」

選手達はまたもや呆然としてしまう。

しかし、とりあえずアマさんに「試合に勝ちたい」という思いを伝える。

それに対し、アマさんは「優勝チーム以外の引退試合は負け試合」であると諭す。

それでも納得がいかない選手達に、アマさんは「ヨハン・クライフ」の話を始めた。

「ヨハン・クライフ」

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オランダが生んだ万能FWで、マラドーナやジダン、メッシとも同等と評される。

監督としても成功し、現在最も成功している監督とも言われているバイエルンの

グアルディオラをして、「我々は、彼のモデルを引き継いできただけに過ぎない」

と言わしめている。

そんなクライフが率いていたチームのことを、アマさんはこう評した。

「中二病」

守備なんて後回しで、とにかく攻める。

そんな自分達ってカッコイイ!というノリのチーム。

アマさんは、グランドに掲げられた例の横断幕を指差した。

「美しく敗れることは恥ではない」

これは、実はクライフの言葉で、続きがあった。

「無様に勝つことを、恥と思え」

アマさんは笑いながら、このクライフの言葉をベースにやっていこうと話した。

しかし、ある選手から「アンタ狂ってる!」と罵倒される始末。

その言葉を聞くとアマさんは逆に喜び、こう切り返した。

「サッカーも人生も、傍目には、狂ってるぐらいじゃないと

おもしろくないですからね!!」

但し、アマさんは、自分達だけがクライフの言葉を目指せる状況にあることを、

冷静に選手達に説明することも忘れなかった。

結果が出ておらず、素質はあるのに誰にも期待されていないという今の状況を。

一連の騒動が終わった後、ほとんどの選手は絶望していた。

しかし、今中は中等部の頃のようにワクワクしていた。

思いっきりムチャして、ド派手に散ってやろう!と思っていた。

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